詐欺師はあなたの身近なところにいるものです
ニュースなどを見ていれば詐欺容疑で逮捕といった内容の報道を頻繁に目にすることかと思いますが、決して詐欺被害は他人事ではありません。
詐欺師はあなたの身近なところにもいるものです。
ワンクリック詐欺や振り込め詐欺などを画策する根っからの詐欺師はそこまでいないかもしれませんが、普通の人間が金銭目的で話を持ちかけてきた結果、加害者と被害者が生まれてしまう場合が多いのです。
騙す気がなかったと加害者は主張するでしょうが、それは持ちかけてきた話の内容および周辺情報に嘘・悪意がなかった場合のみ通用するものです。
多くのケースにおいて、金銭目的で話を持ちかけてくる輩は嘘・誇張を交えてどうにか金銭を手元に確保しようとしますので、“騙す気がなかった!”との言い訳は通用しません。
【wikipediaより引用】
詐欺師の特徴を知ってお金を守ろう
被害に遭っても警察に言えば解決するものではありません。
民事事件と刑事事件は別です。
特に身の回りに発生する詐欺師の場合には支払い能力に乏しい人間であることが多いので、刑事・民事ともに加害者であることが認定されたとしても、財産自体がないので被害額の弁償をできないものです。
しかも、詐欺事件は立証が難しいので注意が必要です。
“騙す気がなかった!”と主張している詐欺師が、騙したことを立証していかなければなりません。
言った・言わないに終始しがちなものですので、被害者側も計画性を持った事前の準備が必要となります。
何より、これらの手続きの進捗自体もストレスを感じるものですので、できるのであれば詐欺師を近づけることなく平穏な日々を過ごしていきたいものですよね。
そのためには詐欺師の特徴を知っておくことで、自分の中に警報アラートを設けることができます。
詐欺師の特徴 其の1
こちらからかけた電話に出ない相手は何かしら後ろめたいことを抱えているケースが多いものです。
よくあるのは、コール音が鳴るのに“ただいま電話に出ることができません”とアナウンスが流れる場合です。
携帯電話をわざわざそのように設定しているということは、その人間にとって鬱陶しい相手からの電話(だいたいが督促でしょう)が頻繁にかかってきているからです。
かかってきた相手を確認しながら、電話のやり取りをしていると推測できますので、折り返しの電話があったからといって安心しないように注意が必要です。
自分から相手に電話をかけなければ電話に出るかどうかわからないものですが、万が一の場合にも備え、金銭が絡む場合には何かしらの用件を作って電話をかけてみましょう。
詐欺師の特徴 其の2
時系列として有利なキャッシュフローを得ようとすることです。なぜこのタイミングでお金を出すの?と思うような場合には、手続きを先延ばして相手の言動を探ることがベターです。
詐欺師の場合、持ちかけてきた話に早急さをプラスしていることが多いので、そこに乗せられないよう注意が必要です。結局、支出に追われているから早急な収入を得なければならないわけです。
社会的に信用のある人間であれば、持ちかけてきた話の進捗について世の中も融通してくれるものですので、誰もが納得しながらキャッシュフローを重ねていくものだと思っておきましょう。
あれ?と思った時には要注意。メモも有効!
嘘や誇張を重ねる詐欺師の発言内容はどうしてもブレが生じやすいものです。
真実ではないことを発言しているため、過去の自分の発言内容の拠り所がなく、この結果として矛盾した内容となっていくのです。
この矛盾を指摘すると、詐欺師は余計にフラフラした発言によって隙間を埋めようとしますので、どんどんボロが出やすくなっていきます。
金銭の絡む話を交わす相手の発言内容に「あれ?」と感じたときには、その内容をメモしていくことがおススメです。
その場を離れて、より冷静さを保ちながら客観的に相手を観察することができます。