差し押さえについて、皆さまはどれほどご存知でしょうか。
きっとボンヤリとしたイメージを持っていらっしゃる方も少なくないでしょう。
差し押さえとは、強制執行に他なりません。
債権者に対して債務者が支払いをできない場合、債務者の資産を拘束し、それを競売にかけることで得られた対価を以って、債権者への支払いとなるよう裁判所が主導するものです。
では、財産を持っていない場合にはどうなるのかというと、差し押さえる対象がないのですから、差し押さえを受けることはありません。
しかし、時効が成立するまでは、あなたが手にすることとなる財産に債権者からの手が伸びてくる可能性がありますので、なかなか安心して暮らすことはできません。
イメージしてみればすぐに共感いただけると思いますが、一生懸命働いた給与を差し押さえられたらどうでしょうか。給与を差し押さえるときには勤め先を割り出し、会社宛てにその旨を通知します。
その通知は裁判所からされるため、会社の同僚たちにはあなたの借金がバレますし、会社の担当者さんは給与の処理について裁判所に従った手続きをすすめるでしょう。
以上を読んでいただければ、差し押さえされることがどれほどデメリットあるものであるかご理解いただけたでしょうが、差し押さえについて怖いのは突然おこなわれる点に他なりません。
よく、架空請求の書面で“法的措置”、“差し押さえ”といった文言が並べられているのも、この突発性を以って心理的なプレッシャーを考えてのことでしょう。(裁判上の判決を得ないと差し押さえはできませんので、架空請求業者の文言はデタラメもいいところですが・・)
突然、差し押さえ通知が来れば、自分のものであったはずの財産を動かすことはできません。預金の差し押さえであれば、通帳から残高が消失して、“0”とだけ表示されます。
もし、あなたが借金で悩んでいるのであれば、考えるべきは早々に返してしまうことだけです。
しかし、まとまったお金を返さなければならないでしょうから、まずは返済原資を確保しなければなりません。
そこで有益な方法が借り換えです。
借り換えといっても、決して怪しい業者から借りるわけではありません。
まっとうな金融機関より、低金利で借り入れられる方法があるのです。